*3/27アップデートしました
- 一部入国制限が緩和
- カナダ政府、新たなサポート
- カナダ国内に入国する際の自主隔離に関するアップデート
[3/27 アップデート] カナダ国境閉鎖
トルドー首相の発表により、カナダは国境の封鎖を開始します。3/18から開始しており、現時点では 6月30日まで続きます。
アメリカとカナダの国境も3月20日から封鎖されています。
[3/27 アップデート] カナダに入国できる人・ビザ
学生ビザやワークパーミットを持っている方の、カナダへの入国制限が一部緩和となると3月20日に発表がありました。そして、3/26 から可能となりました。
現時点で、下記の方がカナダ入国可能です。
[追加された分]
- 3/18の時点で有効な学生ビザを持っている方
- 3/18の時点で有効なワークパーミットを持っている方
- 3/16の時点で PR の申請が許可されて、まだカナダに入国していない方
ワーキングホリデービザはワークパーミットでもあるので入国可能な可能性はありますが、不要な入国だと認定された場合は拒否されます。不必要な入国はカナダは認めていませんので注意してください。必ず留学エージェントさんなどと確認をしましょう。
[もともと入国可能だった分]
- 市民権を持っている方
- PR (永住権)を持っている方
- 市民権を持っている方の直近の家族
- 外交官
- フライトのクルー
- メキシコやカリブ海あたりの国からのフライト
上記の方でも、少しでも症状がみられる方はカナダへのフライトに乗る事を拒否されます。
[3/27 アップデート]14日間の自宅隔離は強制。罰金もありえる
3/23 から、カナダに入国した場合のルールが厳格化しています。
カナダに入国した場合はどんな方でも14日間の自宅隔離が強制となります。従わない場合は罰金もありえますので必ず従ってください。
一部空港を残して閉鎖
国境閉鎖とともに、一部空港を残し閉鎖されることとなります。3/18から実施。
オープンしている空港は下記の4つのみです。
- YVR バンクーバー国際空港
- YUL モントリオール国際空港
- YYZ トロントピアーソン国際空港
- YYC カルガリー国際空港
[3/27 アップデート] 失業者や勤務時間が減った人へのサポート
[3/27 アップデート] Canada Emergency Response Benefit (CERB)
3/25に新設されたサポートです。 国は 4ヶ月にわたり 1月あたり $2000 を下記の方を対象に支給します。4月の早い段階にはウェブ上で申し込めるようになります。
- コロナウィルスにより働けない状況になった方
- コロナウィルスにかかってしまった、もしくはそのような人を世話をしていて働けない状況になった方
- 子供の世話のために働けなくなった親
- 仕事が減ったことにより、働いているが給料が支払われなくなってしまった方
- 時給やフリーランスで働いているような方で、EIに適応されない方
EI Sickness Benefit
カナダ政府は下記の方を対象に EI Sickness Benefit (雇用者に対する病気による補償)をすぐに適用可能としました。
- コロナウィルスにかかった・もしくは自宅隔離されて給料を貰えなくなった方
- 子供の世話で家に待機する必要がある方
上記の方は、下記のベネフィットを受けられます。
- EI Sickness Benefit を今すぐ申請できる (通常は1週間待つ必要がある)
- Ei Sickness Benefit の条件を満たしている証明をしなくても良い
こちらのリンクから申請ができるようです。
Ei Sickness Benefit – Apply
*現在アクセスが集中しているようです。なかなかアクセスできないようでしたら時間を変えて申請した方が良さそうです。
Emergency Care Benefit
新しく Emergency Care Benefit を導入し、下記の方を救済します。
- EI Sickness Benefit が適用されないが、コロナウィルスにかかってしまった・もしくは自宅隔離されている労働者
- EI Sickness Benefit が適用されないが、コロナウィルスにかかったお年寄りなどを世話をするために自宅待機を余儀なくされる労働者
- EI Sickness Benefit が適用されるされないに関わらず、学校閉鎖により子供の世話をする必要がする親で働けない方
上記の方は、2週間ごとに最大 $900を支給されます。最長 15 週間適用が可能とのこと。
Emergency Care Benefit に申請するには CRA の MyAccount からできるようになります。4月から開始の予定ですのでもう少し待ちましょう。
このベネフィットに申請するには、条件を満たしていることを証明する必要があり、さらに2週間ごとに再度証明する必要があります。
GST Credit
低所得者向けに GST Credit が毎年国から振り込まれます。タックスリターンの審査で、国が低所得者だと認定した方が受け取れるベネフィットです。
最大で、通常の2倍の金額を受け取れるようになるかもしれません。また、通常は4回にわたって振り込まれますが、2020年5月にまとめて振り込まれることになるかもしれません。
これらの施策に、政府はかなりの金額 (2700億ドル) を注ぎ込みカナダで暮らす人々をサポートする意思を見せています。
Canada’s COVID-19 Economic Response Plan
[3/24 アップデート] BC 州のサポートが発表
カナダの、仕事を失った・もしくは時間を減らされた労働者に対するサポート内容を受け、 BC 州はさらにそのサポートを強化することを発表しました。
具体的には下記のことを行います。
BC Emergency Benefit
下記の方を対象に最大 $1000 のサポートを行います。
- BC 州在住で、
- 政府の EI 支給 の対象者
- または、政府の Emergency Care Benefit の対象者
- または、政府の Emergency Support Benefit の対象者
これらのサポートは 4月から始まり、 5月に支給されることが決定しています。
Climate Action Tax Credit
政府の、 GST クレジットに似たようなベネフィットの Climate Action Tax Credit が低所得者向けに支給されます。
通常よりも $40 ほど多めの $218 が支給されることになります。 7月に支給されることが決まっています。
[3/24 アップデート] バンクーバー周辺の最新状況
バンクーバー市も State of Emergency = 緊急事態宣言を行い、現在レストランなど各所で影響が出ています。また、BC州は国のサポートでは足りない部分を州独自で制定し、BC州の住人へのサポートを開始します。
バンクーバー市内レストランはイートイン禁止
これに影響して、バンクーバー市内のレストランは全てイートイン禁止となりました。今後はデリバリーかテイクアウトのみの営業となります。
Uber Eats や Door Dash・Skip The Dishes などのデリバリーサービスを利用することをお勧めします。
[3/24 アップデート] トランスリンク、バスを無料・そして3月分のマンスリーパスを一部返金対応
バスドライバーを守る取り組みとして、トランスリンクはバスを無料化しました。
これは、ドライバーと乗客のソーシャルディスタンスを保つために始めた取り組みとなり、乗客はバスの後ろから乗ることになります。
バスをもっともっと利用してもらいたいという取り組みではありません。あくまでドライバーを守るための取り組みであり、無用な外出を促しているものではありません。
また、外出できない状況が続く中、トランスリンクはすでに購入されている 3月分のマンスリーパスの一部返金を行うそうです。
3月に乗車した分のみ支払うことになり、差額分が返金されます。返金された金額はコンパスカードにクレジットとして残り、今後のバスパスなど購入時に利用できます。
返金リクエストはこちらのフォームから。
BC州の学校閉鎖
いつからオープンになるかは未定です。
Daily Hive – all BC schools closed
BC フェリー: 運行数削減
Swartz Bay – Tsawwassen Ferry Terminal 間の一部フェリーサービスが下記期間で停止します。
3月15日 (日) – 4月8日 (水)
フェリーに乗る予定があった方は他の移動手段に切り替えるか、移動を断念しましょう。
また、BC Ferries は運行中車内に待機するのを禁じていましたが、 ソーシャルディスタンスを取るために車内に滞在することを許可しました。
BC Ferries – Current Condition
ウィスラースキーリゾート: サービス停止
スキーリゾートとして有名なウィスラー・ブラッコムマウンテンは下記期間でサービスを停止します。
3月15日 – 3月22日
モール: 営業時間を短縮や閉鎖
下記モールは、営業時間を 11:00 – 19:00 へと短縮します。
- パシフィックセンター
- リッチモンドセンター
- メトロタウン (日曜は11:00 – 17:00)
- マッカーサーグレンアウトレット
また、3/17 から 2週間にわたり NordStrom は閉鎖となります。
その他、Cineplex や Apple store, Science World など多くのサービスが閉鎖となっていますので行く前に確認をしましょう。
Cineplex
Apple Store
Science World
カナダ国内での過去の出来事
ワクチンをカナダでもテスト中
サスカチュワン大学ではコロナウィルスのワクチンを作っており、テスト段階に入ったそうです。
3/14 渡航制限の本格化
アメリカの緊急事態宣言を受けて、カナダもレベルを上げました。発表された内容によると、
「カナダ国外全て、不要な渡航を行わないように」
と要請がありました。
もし、カナダ国外から戻ってきた場合は
14日間の自宅隔離
が原則となります。
14日間の自宅隔離の間にコロナウィルスの症状が見つかったら、
- 症状が治るまで、隔離を続ける
- すぐに病院へ連絡する
の2点を行う必要があります。
これに合わせて、すでにカナダ国外にいる方はフライトがなくなってしまう前に早めの帰国を促されています。
3/12 首相の奥さんがコロナ陽性、首相隔離中
カナダの首相 ジャスティントルドーさんの奥さんが陽性であることが判明しました。症状は軽いとのことです。
スーパーから物が無くなる
コストコなどのスーパーに多くの客が殺到して近隣の道路が大渋滞を起こしています。トイレットペーパーなど、多くのものがなくなっていっています。
3/4 Ready Set Go Costco
コストコがオープンしたと同時に、多くの客が走ってトイレットペーパーを取りに行く様子。
3/14 Coronavirus Crisis in Montreal
比較的影響がまだ出ていないモントリオールでも、スーパーの棚が空っぽに。
3/13 Panic At The Costco
カナダ全体での発症者数
毎日ニュースでコロナウィルス感染者数が増えているとアップデートがあり、国民に注意喚起をしています。
3/26: 4018名
主な州での発症者数
BC: 725, AB: 486, ON: 858, QC: 1629
ケベック州で急増。
3/24: 1959名
主な州での発症者数
BC: 617, AB: 358, ON: 588, QC: 221
1週間でどの州も2倍以上に増えています。
3/18: 736名
主な州での発症者数
BC: 231, AB: 119, ON: 257, QC: 94
3/9: 152名
カナダ政府が推奨している個人でできる対策方法
カナダでは、周りにマスクをつけている人が少ないのであまりコロナウィルスの影響を感じないかもしれません。
ですが、菌は目に見えないもの。さらにコロナウィルスの問題は拡散力です。
今後カナダでも感染が大きく広がっていく可能性は十分にあります。不安になりすぎては逆効果だと思いますが、自分でできることはしっかりやっておきましょう。
最後に、カナダ政府が推奨している防護策を書き出しておきます。
- マスクの着用
- 不用意な外出は避ける
- 外出する際はできる限り2m以上人と距離を離す
- 不用意に病院に行かない
- 咳やくしゃみをする際は腕で口元をしっかりと覆う
- 家に不用意に人を招かない
- 家に配達してもらえるものはそのようにしてもらう
以上、カナダ国内でのコロナウィルスの影響でした。