TFSA とは?
TFSA とは Tax Free Saving Account の略で、RRSP と似ている投資信託口座で、銀行ならどこでも口座開設可能です。
TFSA アカウントはどんな人向け?
TFSA アカウントは、下記に当てはまる人は持っておいた方がいいでしょう。
- カナダで3年以上の長期滞在を検討している方、もしくは既にそれ以上住んでいる方
- 投資信託に興味がある方
- 日々の生活に余裕があり、お金にそれほど不憫な思いをしていない方
さて、ここからは TFSA アカウントについてもっと詳しく掘り下げていきます。
TFSA アカウントを持つメリット
TFSA はその名の通り、税金がかからないアカウントです。
TFSA アカウントにお金を預け入れると、銀行がそのお金を利用して投資します。投資に成功すると配当金としてアカウントに置いてあるお金が増えていきます。
この増えた金額は収入となるので、通常なら税金が発生します。しかし、 TFSA では税金がかかりません。増えても増えても税金がかからず、全て自分のお金となります。
多くの金額を TFSA アカウントに入れることで、より多くの利益を得られる可能性が高くなり、しかも税金もかからないのが最大のメリットです。
TFSA は RRSP と全く違う
TFSA アカウントも税金対策として有益なことが分かりました。
次は、RRSPとの違いについてまとめます。
RRSP もTFSA も投資信託だし、税金対策として有益なのでごっちゃになりがちですが、全く違うものなんです。
お金を預け入れるときに税金がかかならいのがRRSP
RRSP はお金を預け入れると、その年の収入としてカウントされません。その年の収入を見かけ上減らすことができるので、実質支払う税金を削減できます。
TFSA はそうではなく、あくまでセービングアカウントの一種となります。
投資により増えた金額に税金がかからないのがTFSA
TFSAは、預けたことで増えた金額が収入としてみなされないので、その部分にかかる税金を削減できます。
RRSPは逆に、増えた分も含めて金額を口座から取り出したときにその年の収入とみなされ税金がかかってきます。
RRSP と TFSA の使い分けが大事
まとまったお金が将来必要になるときがくるので、そういうときのためにお金を貯めるならRRSP を利用しましょう。
また、年収ブラケットをぎりぎり超えてしまった、というときにはひとつ下のブラケットに落とすために RRSP にお金を預けるというのはとても有用な手です。
ただし、RRSP は引き出した時に税金がかかるため、実質プラスマイナスゼロとも言えます。
お金を増やす目的なら TFSA の方がいいでしょう。RRSP にお金を預けてもまだ余裕があるときは TFSA を活用してお金を増やすべきです。増えた分のお金には税金がかからないので。
TFSA と RRSP を戦略をもってうまく利用して税金対策を心がけましょう!